障害者共同生活援助 萩


「障害者共同生活援助 萩」は、

障害のある方が支援を受けながら、

入所施設ではなく地域で生活するための

「グループホーム」です。


泉区内に7つのグループホームがあり、

現在は36名の方が暮らしています。

そこで働く生活支援員の仕事は、

利用者が健康で自分らしく暮らすために、

食事や入浴、買い物、通院といった

生活に必要な活動を手助けすることです。


 

入居者の日々の記録を作成。


入居者の食事作りに腕を振るう。


「いい意味で裏切られることばかり」


 生活支援員の目黒美和さん(2017年入職)は、

学校講師などさまざまな職業を経験した後、

愛泉会に入職しました。

「萩での仕事は、毎日、

いい意味で期待を裏切られることばかりです」と話しています。

 

「反応や行動を予想していたとしても、

『そう来たか!』と不意打ちにあって、

笑わせてくれることも多いです。

驚きや発見の連続で、それを楽しみに毎日働いています」

 

「特に印象的な出来事は、施設で避難訓練をした時のことです。

歩行介助が必要な利用者を職員が順番に避難誘導していたのですが、

ある利用者が、誘導を待つ別の利用者の手を取り、

歩き始めたのです。その方は普段から声がけの反応も少なく、

物静かな印象でしたのでとても驚き、感動しました」

 

利用者を思うから悩む、だから全てがやりがいに

 

いっぽう、利用者の24時間の生活を支える仕事の責任は重大です。

利用者のことを思うゆえに悩んだり、

他の職員とぶつかったりすることもあるといいますが、

だからこそ自らの成長も感じられると話しています。

 

「『えっ、どうしよう?』とイレギュラーの連続する毎日。

必死に考え抜くことでスキルも上がっていきますし、

大変な中にも楽しさを見つけることで、やりがいも生まれます。

今となっては、仕事の全てがやりがいです」


「萩」支援員 一日の流れ(例)

 ※クリックすると拡大します。



稲辺建治さん


福祉の枠を超え、入居者の人生にまるごとかかわる

 

 支援係長の稲辺建治さん(2004年入職)は、

グループホームでの仕事を

「入居者の人生にまるごとかかわること」と表現します。


「人生にまるごとかかわるということは、

私たちだけでなく、家族、他の医療・福祉サービスや関係機関、

そしてご近所さんに至るまで、

さまざまな人との関わりがなければ成り立ちません。

福祉という領域だけでは完結しないのが、この仕事の特徴です」

 

自分の人生に直接活きる仕事

 

 支援するのは生活のあらゆる場面。

萩での仕事を経験すると「自分の人生にも生きてくる」といいます。

 「炊事、洗濯、育児、介護、そして行政の手続きも。

これらの技術は確実に上がります。料理のレパートリーも増えますよ」

「逆に言えば、育児や介護などを経験した方であれば、

この仕事に活かせることがたくさんあるということです」

 

「大変なことも多いですが、

人生にかかわるこの仕事を楽しめるようになれば、

プライベートな部分でも視野が広がり、

今までとは違う『人生の見方』ができるようになりますよ」

 


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